Introduction
本ページでは、[Salesforce Platform]における大量データ管理ツールである[データローダー]について説明します。
[データローダー]の概要から、インストール手順、基本的な操作方法、および学習に役立つウェビナー動画のリソースまでを解説します。
[データローダー]とは
[データローダー]は、[Salesforce]が提供するデスクトップアプリケーションです。
数万件から数百万件規模の大量のレコードを操作する際に適しており、以下の主要な機能を備えています。
- Insert (新規レコードの追加)
- Update (既存レコードの更新)
- Upsert (新規追加および既存レコードの更新)
- Delete (レコードの削除)
- Hard Delete (レコードの物理削除)
- Export (レコードの抽出)
- Export All (全レコードの抽出)
[Salesforce Platform]標準の[データインポートウィザード]では対応できない50,000件を超えるデータの処理や、データのメンテナンス作業に不可欠なツールです。
関連リンク
▼手順:データローダーのセットアップ
[データローダー]のセットアップ手順について説明します。
[データローダー]を利用するためには、実行環境となる[Java Runtime Environment](JRE) のインストールと、OSごとの本体インストール作業が必要です。
手順1. Java (JRE) のセットアップ
データローダーの実行には、Java 17以降の環境が必須です。[Salesforce]が推奨している[Azul Zulu OpenJDK]のインストール手順を説明します。
1.[Azul Zulu ダウンロードページ]にアクセスします。
2.ページ内のフィルタリング機能を使用し、以下の条件を選択します。
- Java Version: 最新バージョンの[Java ** (LTS)]
- Operating System: [Windows]または[macOS]
- Architecture:
- Windows:[x86 64-bit]
- Mac (M1/M2/M3チップ):[ARM 64-bit]
- Mac (Intel):[x86 64-bit]
- Java Package: [JDK](JREが含まれます)
3.ダウンロードしたインストーラー (.msi または .dmg) を実行します。
4.セットアップウィザードが表示されるので、すべてデフォルトの設定のまま [Next] (または [続ける]) をクリックし、インストールを完了します。
手順2.[データローダー]のダウンロード
[Salesforce]の公式サイトより、最新のデータローダーをダウンロードします。
1.[Data Loader ダウンロードページ]へアクセスします。
2.ダウンロード用のリンクをクリックし、ファイルを保存します。
手順3-1. Windowsでのインストール手順
Windows環境でデータローダーをインストールする手順は以下の通りです。
1.ダウンロードした[dataloader_v**.*.zip]を右クリックし、 [すべて展開] を選択して解凍します。
※.解凍せずにzipファイルの中から実行すると、インストールが正常に終了しません。
2.解凍したフォルダ内にある [install.bat] をダブルクリックして実行します。
3.[WindowsによってPCが保護されました]というメッセージが表示された場合は、 [詳細情報]をクリックし、[実行]ボタンをクリックします。
4.コマンドプロンプト画面が表示されます。
5.インストール先のディレクトリを確認されるので、問題なければそのまま [Enter] キーを押します。
6.デスクトップにショートカットを作成するか確認されるので、「yes」入力して [Enter] キーを押します。
7.スタートメニューにショートカットを作成するか確認されるので、「yes」と入力して [Enter] キーを押します。
8.[Installation completed successfully.]と表示されたら、[Enter]キーを押して画面を閉じます。
手順3-2. Macでのインストール手順
Mac環境でデータローダーをインストールする手順は以下の通りです。
1.ダウンロードした[dataloader_v**.*.zip]をダブルクリックして解凍します。
2.解凍されたフォルダ内にある[install.command]をダブルクリックして実行します。
3.[開発元を確認できないため開けません]という警告が表示された場合は、[キャンセル]をクリックします。
4.[システム設定](または [システム環境設定]) を開き、[プライバシーとセキュリティ]をクリックします。
5.セキュリティセクションにある[“install.command”は…ブロックされました]の横にある[このまま開く]をクリックします。
※.パスワード入力を求められた場合は、Macのログインパスワードを入力します。
6.ターミナルが起動します。
7.インストール先を確認されるので、そのまま[Enter]キーを押します。
8.デスクトップにショートカットを作成するか確認されるので、「yes」と入力して[Enter]キーを押します。
9.アプリケーションフォルダにアイコンを追加するか確認されるので、「yes」と入力して [Enter] キーを押します。
10.手順が完了したら、ターミナルを終了します。
手順4. 動作確認
インストールが正しく完了したかを確認します。
1.デスクトップまたはアプリケーション一覧から[Dataloader **.*.*] のアイコンをダブルクリックして起動します。
2.データローダーのメイン画面が正常に表示されることを確認します。
3.[Settings] をクリックし、設定画面で必要な項目を確認します。
データローダーのインストールは以上で完了です。
▼手順:[データローダー]を利用したデータの[Export]
[取引先](Account)レコードの[Export All](全レコードの抽出)を例に、基本的な操作の流れを説明します。
注意
[データ管理ツール]を利用して[Salesforce Platform]上のデータをメンテナンスする際は、作業前に対象オブジェクトでの[Export All](全レコードの抽出)を実行し、バックアップを取得することを推奨します。
手順1.[データローダー]へのログイン
1.[Dataloader **.*.*] を起動し、[Export All]ボタンをクリックします。
2.ログイン用の認証方式*1で[OAuth]を選択します。
3.[Environment]の項目で、接続先を選択します。
- 本番環境の場合:Production
- 検証用環境の場合:Sandbox
4.[Log in]をクリックします。
5.PCブラウザが自動的に立ち上がり、[Salesforce]のログイン画面が表示されます。
6.ログインするユーザーの[ユーザー名]と[パスワード]を入力し、[ログイン]をクリックします。
7.[アクセスを許可しますか?]の画面が表示されたら、[許可]をクリックします。
8.[Authorization Successful!]を表示されたら、[データローダー]の画面に戻ります。
9.表示されたことを確認して[Next]をクリックします。
*1) 認証方式に[Password Authenticatio]を選択した場合には、[セキュリティトークン]を求められる場合があります。詳細は、以下のSalesforce Helpをご参照ください。
・Salesforce Help – 「ログイン履歴に API セキュリティトークンが必要です」の表示が出る場合の対処方法
手順2.[取引先](Account)レコードの[Export]
注意
[データローダー]で使用するCSVファイルをWindows版のExcelで直接開くと、郵便番号や電話番号の先頭の「0」が削除される、文字化けが発生するなどの問題が生じる場合があります。
CSVファイルを編集する際は、UTF-8の文字コードを維持できるテキストエディタを使用するか、Excelの[データのインポート]機能をご利用ください。
1.[Step 2: Select Salesforce object]のリストから、[取引先](Account)を選択します。
2.[Export to (CSV file)]の[Browse…]ボタンをクリックします。
3.ファイルの保存先とファイル名(例:Account_Export.csv)を指定し、[保存]をクリックします。
4.[Next]をクリックします。
5.[Step 3: Edit your Query]の[Choose the query fields below]のリストから、抽出したい項目のチェックボックスをオンにします。
※.すべての項目を抽出したい場合は、[Select all fields]をクリックします。
6.[Finish]をクリックします。
7.[Do you want to proceed?]の確認ダイアログが表示されるので、[はい]をクリックします。
8.エクスポート処理が開始されます。
9.完了すると[The operation has fully completed.]の画面が表示されます。
10.表示された件数が正しいことを確認ます。
※.[View Extraction]をクリックすると、抽出されたデータをその場でプレビューできます。
11.確認が終わったら[OK]をクリックして画面を閉じます。
指定した保存先にCSVファイルが生成されていることを確認してください。
ウェビナー動画
[データローダー]のより詳細な活用方法やデモンストレーションについては、以下の[Salesforce]公式ウェビナーをご参照ください。

はじめようデータローダ
開催日:2020/09/04