Introduction
[ジオコーディング]について説明します。
ジオコーディングとは、住所の文字情報を緯度経度による位置情報に変換する技術です。
例えば、東京スカイツリーの住所「東京都墨田区押上1-1-2」は、以下の緯度経度に変換されます。
- 緯度:35.7100720000
- 経度:139.8106760000
ジオコーディングアプリケーション
UPWARDには、以下のジオコーディングアプリケーションがあります。
情報
UPWARD ENGINEの利用を推奨します。
アプリケーション | 説明 |
---|---|
従来版ジオコーディング | Salesforce Platform専用のジオコーディングアプリケーションです。 |
UPWARD ENGINE | Salesforce PlatformとMicrosoft Dynamics 365、およびMicrosoft Power Platformに対応したジオコーディングアプリケーションです。 [従来版ジオコーディング]の次世代版として開発されており、地理空間データベースに様々な情報を追加し、位置情報の価値を向上します。 [従来版ジオコーディング]よりも高速なジオコーディングが可能です。 |
ジオコーダー
ジオコーダーとは、住所の文字情報を緯度経度による位置情報に変換するための変換アルゴリズムです。
UPWARDのジオコーディングアプリケーションでは、以下のジオコーダーが利用できます。
ジオコーダー | 対応アプリケーション | 対応エリア | 説明 |
---|---|---|---|
UPWARD Classicジオコーダー(推奨) | ・UPWARD ENGINE ・従来版ジオコーディング | 日本 | 基本的な書式に沿った住所情報に対して高い精度で緯度経度への変換が可能なジオコーダーです。 |
UPWARD Stableジオコーダー (ベータ版) | ・UPWARD ENGINE | 日本 | 日本における住所の特有性の課題に対して速度と曖昧な住所への対応力を向上させることを目的として開発されたジオコーダーです。 [UPWARD Classicジオコーダー]の20倍以上の速度での処理が可能です。 |
Google Maps APIジオコーダー | ・UPWARD ENGINE ・従来版ジオコーディング | 全世界 | Google Maps APIを利用したジオコーダーです。 広い敷地内に複数の棟がある場合などに高い精度を発揮します。 ただし、処理速度は1件/秒と低速です。 |
情報
ジオコーダーで利用する住所データベースは、以下の頻度で更新されます。
地域統廃合による区画整理や地番変更の反映には、数ヶ月~1年程度の時間が掛かる場合があります。
・UPWARD Classicジオコーダー:2回/年(6月頃・12月頃)
・UPWARD Stableジオコーダー:2回/年(6月頃・12月頃)
・Google Maps APIジオコーダー:不明
UPWARD ENGINEでのジオコーディング
ジオコーディングには、[UPWARD ENGINE]の利用を推奨します。
UPWARD ENGINEによるジオコーディングの設定手順は、以下の関連リンクをご参照ください。