Introduction
[ロケーションデータ]について説明します。
ロケーションデータとは
ロケーションデータとは、ジオコーディングによって処理された位置情報データです。
ロケーションデータには、以下の情報が保存されます。
- 位置情報割当:ジオコーディング設定名。
- ロケーション名:ロケーションデータの管理番号。
- プロバイダ:ジオコーディングに利用したジオコーダー。
- 正規化前住所:ジオコーディングを行う前の住所。
- 正規化後住所:ジオコーディング処理で整形した住所。
- マッチングレベル:ジオコーディング処理で判定した位置精度。
- 緯度:緯度情報。
- 経度:経度情報。
- 変更済みフラグ:[位置修正]機能で位置情報を修正した場合にONを表示します。
ロケーションデータの作成数
以下の数式のとおり、ロケーションデータはジオコーディング設定を作成したオブジェクトのレコードごとに作成されます。
[レコード数]*[ジオコーディング設定数]=[ロケーションデータ数]
例えば、[取引先](Account)オブジェクトにレコードが3,000件あり、その[住所(請求先)]項目と[住所(納入先)]項目のそれぞれに対してジオコーディング設定を作成した場合には、ロケーションデータは6,000件作成されます。
ロケーションデータの関連付けによるレコード更新
ロケーションデータは、ジオコーディングを行うレコードの[参照関係]項目として追加・保存されます。
よって、以下のタイミングでレコードの更新が発生します。
- レコードの[参考項目]に、ロケーションデータを関連付ける際。(初回のジオコーディング実行時)
- レコードの[参考項目]から、ロケーションデータを削除する際。(ジオコーディング設定の削除時)
注意
ジオコーディングを行うレコードの、以下の項目が更新されます。
・[最終更新者]
・[最終更新日時]
・[最終更新者]
・[最終更新日時]