Introduction
[ジオコーディング]の[マッチングレベル]について説明します。
マッチングレベルとは、ジオコーディング処理で判定した位置精度を示す指標です。
マッチングレベルは0(低)~5(高)で表され、各マッチングレベルの位置精度は以下のとおりです。
- Level0.未処理(判定不可)
- Level1.都道府県まで判定
- Level2.市区町村まで判定
- Level3.町丁目まで判定
- Level4.番地まで判定
- Level5.号まで判定
情報
[Level0.未処理(判定不可)]の場合には、住所情報に非対応の文字列が入っている可能性があります。
テキストエディタなどを利用し、該当の住所情報を確認してください。
マッチングレベルの向上施策
マッチングレベルを向上するためには、以下の内容を満たすように住所情報を修正してください。
必須/推奨 | 要件 |
---|---|
必須 | ジオコーディング対象の住所情報が、最新の正しい住所情報であること。 (英数字/漢数字、全角/半角の両方に対応しています。) |
必須 | ジオコーディング対象の住所情報に、国名を含めないこと。 |
必須 | ジオコーディング対象の住所情報に、郵便番号を含めないこと。 |
必須 | ジオコーディング対象の住所情報は、都道府県, 市区郡, 町名番地の順で設定すること。 |
必須 | ジオコーディングが非対応の特殊文字が含まれていないこと。 (※.Webサイト上の住所テキストをコピーした場合や、他のシステムから住所データをインポートした場合には、文字化けや見えない文字が含まれる場合があります。) |
必須 | ジオコーディングが非対応のハイフンが含まれていないこと。 |
推奨 | ジオコーディング対象の住所情報に、ビル名、建物名を含めないこと。 |
※.地番は住所と異なるため正しくジオコーディングできません。
位置情報の手動修正
敷地面積が広い場合には、マッチングレベルが「5」であっても適切な緯度経度情報を特定できない場合があります。
この場合には、以下の機能で位置情報の微調整が可能です。
- [UPWARD MAP]>[マップ]>[活動先詳細パネル]>[位置修正:]
- [UPWARD MAP]>[活用ガイド]>[ジオコーディング]>[レコード一覧]>[修正:]
- [UPWARD AGENT]>[UPWARD AGENTモバイルアプリ]>[活動先詳細]>[ピンの位置を修正:]
ジオコーディングが対応/非対応のハイフン
住所データに含まれるハイフンが、ジオコーディングが非対応の文字になっている場合には、ハイフン以降の文字列がジオコーディングの対象になりません。
よって、マッチングレベルが「3」になり、マーカーがズレた位置に表示されます。
ハイフンは一見同じ文字に見えますが、文字コードにより複数の種類があります。
ジオコーディングでの、対応・非対応のハイフンは以下のとおりです。
ジオコーディングで対応しているハイフン
文字 | UTF-8 | Unicode | 説明 |
---|---|---|---|
– | 2D | U+002D | ASCIIのハイフン |
‐ | E28090 | U+2010 | 別のハイフン |
― | E28095 | U+2015 | 全角のダッシュ |
− | E28892 | U+2212 | 全角のマイナス |
ー | E383BC | U+30FC | 全角の長音 |
ジオコーディングで非対応のハイフン
文字 | UTF-8 | Unicode | 説明 |
---|---|---|---|
‑ | E28091 | U+2011 | 改行しないハイフン |
– | E28093 | U+2013 | ENダッシュ |
— | E28094 | U+2014 | EMダッシュ |
ー | EFBDB0 | U+FF70 | 半角カナの長音 |
文字コードは、以下の関連リンクから確認が可能です。
関連リンク
最新の住所データ
最新の住所データは、以下の関連リンクで調べることが可能です。