Question
重複した複数のレコードを1つに結合したい。
Answer
重複したレコードを1つに結合するには、[マージ]機能を使用します。
重複するレコードを検出する設定を行うと、重複と判定されたレコードに「この{オブジェクト名}の潜在的な重複がn件あります。」のメッセージが表示されます。
メッセージ内の[重複を表示]ボタンから、[マージ]操作を行うことが可能です。
情報
[電話](Phone), [Webサイト](Website), [メール](Email)などの項目を[一致条件]に設定することで精度の向上が期待できます。
▼手順：重複したレコードをマージする
※.[取引先](Account)オブジェクトの重複レコードを管理する場合を例として手順を記載します。
手順1.[Lightning アプリケーションビルダー]に[潜在的な重複]コンポーネントを追加
1.[取引先]タブをクリックし、任意の取引先レコードをクリックします。
2.[設定:
]をクリックし、[編集ページ]をクリックします。
3.[コンポーネント]パネルから、[潜在的な重複]コンポーネントを画面レイアウト上の任意の位置にドラッグ・アンド・ドロップします。
4.コンポーネントのプロパティを設定します。
5.[保存]をクリックします。
手順2.[一致ルール]の作成
1.[設定:]をクリックし、[設定]をクリックします。
2.[クイック検索]ボックスに「重複管理」と入力し、[一致ルール]をクリックします。
3.[新規ルール]をクリックします。
4.[ステップ 1: オブジェクトの選択]で、[取引先](Account)オブジェクトを選択し、[次へ]をクリックします。
5.[ステップ 2: 一致ルールの設定]で[ルールの詳細]と[一致条件]を設定し、[保存]をクリックします。
手順3.[重複ルール]を作成
1.[重複ルール]をクリックします。
2.[新規ルール]をクリックし、[取引先](Account)オブジェクトをクリックします。
3.[ルールの詳細]と[アクション]を設定します。
4.[一致ルール]では、「手順1」で作成した[一致ルール]を選択します。
5.[保存]をクリックします。
6.作成した[重複ルール]をクリックし、[有効化]をクリックします。
手順4.[重複レコードのレポート]のレポートタイプを作成
1.[設定:]をクリックし、[設定]をクリックします。
2.[クイック検索]ボックスに「レポートタイプ」と入力し、[レポートタイプ]をクリックします。
3.[カスタムレポートタイプとは?]の画面で、[次へ]をクリックします。
4.[新規カスタムレポートタイプ]をクリックします。
5.[主オブジェクト]に[取引先](Account)を選択します。
6.以下のように設定し、[次へ]をクリックします。
- [レポートタイプの表示ラベル]：
重複レコードが関連する取引先 - [レポートタイプ名]：
Duplicate_Account - [説明]：任意の説明を入力します。
- [格納するカテゴリ]：取引先と取引先責任者
- [リリース]：[リリース済み]をON
7.[クリックして他のオブジェクトと関連付ける]をクリックします。
8.Bに[重複レコード項目]を選択します。
9.[各「A」レコードには関連する「B」レコードが 1 つ以上必要です。]をONにします。
10.[保存]をクリックします。
手順5.重複レコードのレポートを作成
1.[レポート]をクリックします。
2.[新規レポート]をクリックします。
3.[取引先と取引先責任者]>[重複レコードが関連する取引先]をクリックします。
4.[レポートを開始]をクリックします。
5.[検索条件:
]を設定します。
6.[アウトライン:
]を調整します。(以下は、推奨の項目です。)
- [行をグループ化]
- [重複レコード項目]>[重複レコードセット: 重複レコードセット]
- [列]
- [取引先]>[取引先名]
- [一致ルール]の[一致条件]で設定した項目。
7.[保存]をクリックします。
8.[レポート名], [レポートの一意の名前]に、任意の名前を入力します。
9.[保存]をクリックします。
手順6.重複するレコードのマージ
1.「手順5」で作成したレポートを表示します。
2.[重複レコードセット: 重複レコードセット]が2件以上存在する[取引先名]をクリックします。
3.[重複を表示]をクリックします。
4.マージするレコードのチェックをONにし、[次へ]をクリックします。
5.マージ後に残すレコードの[プリンシパルとして使用]のチェックをONにします。
6.マージ後に残す項目のチェックをONにし、[次へ]をクリックします。
7.[マージ]をクリックします。
詳細は、以下の関連リンクをご参照ください。