Introduction
本ページでは、[登記簿取得]機能で利用する[公図取得フロー]の作成方法について説明します。
本フローを作成することで、[地番・登記簿]レコードの地番情報をもとに、公図(地図PDF)の取得、PDF保存までの一連の処理を[Salesforce Platform]上で自動化します。
あらかじめ、[地番・登記簿]オブジェクトの設定が完了していることが前提となります。
公図取得フローとは
公図取得フローとは、[地番・登記簿]レコードの地番情報をもとに、民事法務協会サイトから公図データを取得し、PDF保存までを自動実行するための[画面フロー]です。
本フローでは、以下の処理を一連で実行します。
- 取得対象レコードの選択
- 民事法務協会ログイン情報の取得
- 公図データの取得
- PDFファイルのダウンロード
- 取得済みフラグ・PDF IDのレコードへの保存
- エラー発生時のエラー内容の表示
情報
公図は地図データのため、[建物登記取得フロー]と異なり解析ステップはありません。取得したPDFをそのまま保存します。
注意
公図取得の利用可能時間は、平日8:30〜20:55です。土曜・日曜・祝日は利用できません。
他の登記簿取得機能とは利用可能時間が異なりますので、ご注意ください。
▼手順:公図取得フローの作成

情報
各項目の設定値は、[地番・登記簿]オブジェクトの推奨項目を基に記載しています。
既存の項目を利用する場合は、各設定項目に対応する相当の項目を指定してください。
1.[設定:
]をクリックし、[設定]をクリックします。
2.[クイック検索]ボックスに「フロー」と入力し、[フロー]をクリックします。
3.[新規フロー]をクリックします。
4.[画面フロー]をクリックします。
5.[ツールボックス:
]をクリックし、[新規リソース]をクリックします。
6.以下の変数を作成します。
7.[要素を追加:
]をクリックし、[レコードを取得]の要素を追加します。
8.[レコードを取得]を以下のように設定します。
- 表示ラベル:
公図レコード取得 - API参照名:
GetKouzuRecords - オブジェクト:地番・登記簿
- 条件の要件:すべての条件に一致(AND)
- 項目:公図取得済みフラグ
- 演算子:次の文字列と一致しない
- 値:True
- 並び替え順:昇順
- 並び替え:
Name - 保存するレコード数:すべてのレコード
- レコードデータの保存方法:すべての項目を自動的に保存
9.[要素を追加:
]をクリックし、[画面]の要素を追加します。
10.[画面のプロパティ]を以下のように設定します。
- 表示ラベル:
公図取得対象のレコードを選択する - API参照名:
SelectGettingKouzu
11.[コンポーネント]から[データテーブル]を、画面内にドラッグ・アンド・ドロップします。
12.[データテーブル]のプロパティを以下のように設定します。
- API参照名:
TargetKouzuList - 表示ラベル:公図取得対象データ
- ソースコレクション:
{!GetKouzuRecords} - 行選択モード:複数
- 列の設定
- カスタムオブジェクトID
- 地番住所
- 地番_親番
- 地番_枝番
13.[完了]をクリックします。
14.[要素を追加:
]をクリックし、[ループ]の要素を追加します。
15.[ループ]のプロパティを以下のように設定します。
- 表示ラベル:
公図を取得する対象のレコード - API参照名:
KouzuLoop - コレクション変数:
{!TargetKouzuList.selectedRows}(データテーブルで選択された行) - 方向:最初の項目から最後の項目へ
16.[項目ごと]の[要素を追加:
]をクリックし、[レコードを取得]の要素を追加します。
17.[レコードを取得]のプロパティを以下のように設定します。
- 表示ラベル:
民事法務協会のIDとパスワードを取得 - API参照名:
GetMinjiHoumuIdPw - オブジェクト:民事法務協会
- 条件の要件:なし
- 保存するレコード数:最初のレコードのみ
- レコードデータの保存方法:すべての項目を自動的に保存
18.下の[要素を追加:
]をクリックし、[アクション]の要素を追加します。
19.[アクションを検索]に「公図」と入力し、[公図取得]をクリックします。
20.[公図取得]の[Apexアクション]を以下のように設定します。
- 表示ラベル:
公図取得 - API参照名:
GettingKouzu
21.[公図取得]の[入力値を設定]を以下のように設定します。
- loginId:
{!GetMinjiHoumuIdPw.LoginID__c}(ログインID) - organizationId:
{!$Organization.Id}(Id) - password:
{!GetMinjiHoumuIdPw.LoginPassword__c}(ログインパスワード) - userId:
{!$User.Id}(Id) - chibanBranch:
{!KouzuLoop.SubParcelNumber__c}(地番_枝番) - chibanMain:
{!KouzuLoop.MainParcelNumber__c}(地番_親番) - city:
{!KouzuLoop.City__c}(市区町村) - fullAddress:
{!KouzuLoop.ParcelAddress__c}(地番住所) - largeSection:
{!KouzuLoop.Oaza__c}(大字) - pref:
{!KouzuLoop.Prefecture__c}(都道府県) - smallSection:
{!KouzuLoop.AzaChome__c}(字丁目)
情報
各Apexアクションの出力(downloadUrl、pdfId)は、変数に手動で割り当てず、後続の要素から[○○ からの出力]として直接参照します。
22.下の[要素を追加:
]をクリックし、[アクション]の要素を追加します。
23.[アクションを検索]に「ダウンロード」と入力し、[登記簿ダウンロード]をクリックします。
24.[登記簿ダウンロード]の[Apexアクション]を以下のように設定します。
- 表示ラベル:
公図PDFダウンロード - API参照名:
DownloadKouzuPdf
25.[公図PDFダウンロード]の[入力値を設定]を以下のように設定します。
- sfId:
{!KouzuLoop.Id}(カスタムオブジェクトID) - url:
{!GettingKouzu.downloadUrl}(公図取得 からの出力) - fileName:
公図
26.下の[要素を追加:
]をクリックし、[割り当て]の要素を追加します。
27.[割り当て]のプロパティを以下のように設定します。
- 表示ラベル:
公図取得済みフラグの値変更 - API参照名:
UpdateKouzuGotFlag - 変数値を設定1:
- 変数:
{!KouzuLoop.IsKouzuFetched__c}(公図取得済みフラグ) - 演算子:次の文字列と一致する
- 値:True
- 変数:
- 変数値を設定2:
- 変数:
{!KouzuLoop.KouzuPdfId__c}(公図PDF ID) - 演算子:次の文字列と一致する
- 値:
{!GettingKouzu.pdfId}(公図取得 からの出力)
- 変数:
情報
公図PDF IDはテキスト型の項目ですが、数値型のpdfIdを直接割り当てできます。
値の代入時に自動的にテキストへ変換されるため、数式リソースによる変換は不要です。
28.下の[要素を追加:
]をクリックし、[レコードを更新]の要素を追加します。
29.[レコードを更新]のプロパティを以下のように設定します。
- 表示ラベル:
公図取得済フラグの更新 - API参照名:
UpdateKouzuCheckbox - 更新するレコードを検索してその値を設定する方法:レコードまたはレコードコレクションからのIDおよびすべての項目値を使用
- レコードまたはレコードコレクション:
{!KouzuLoop}
30.[公図取得]の要素メニューから[障害パスを追加]をクリックし、[画面]の要素を追加します。
情報
[障害]のコネクタは、要素にカーソルを合わせると要素の下部に表示されます。
通常の接続とは別に、Apexアクションの実行時にエラーが発生した場合の分岐先を指定します。
31.[画面のプロパティ]を以下のように設定します。
- 表示ラベル:
エラー - API参照名:
ShowErrorMessage
32.[コンポーネント]から[テキストを表示]を、画面内にドラッグ・アンド・ドロップし、以下の文言を入力して[完了]をクリックします。
- API参照名:
ErrorMessageText - 本文:「処理中にエラーが発生しました。
{!$Flow.FaultMessage}」
33.[公図PDFダウンロード]の要素についても、[要素を追加:
]>[要素に接続]を使用し、手順31で作成した[エラー]画面に接続します。
情報
2つのApexアクション([公図取得]、[公図PDFダウンロード])の[障害]は、いずれも同一の[エラー]画面に接続します。これにより、どのステップでエラーが発生した場合でも、共通のエラー画面が表示されます。
34.[最後の項目の後]の[要素を追加:
]をクリックし、[画面]の要素を追加します。
35.[画面のプロパティ]を以下のように設定します。
- 表示ラベル:
処理完了 - API参照名:
CompleteKouzu
36.[コンポーネント]から[テキストを表示]を、画面内にドラッグ・アンド・ドロップします。
37.[テキストを表示]を以下のように設定します。
- API参照名:
CompleteMessage - 本文:「公図の取得が完了しました。」
38.[完了]をクリックします。
39.[保存]をクリックします。
40.[フローを保存]を以下のように設定し、[保存]をクリックします。
- フローの表示ラベル:
公図取得 - API参照名:
GetKouzu
41.[有効化]をクリックします。